タディ・ブラズシアクが引退を発表「私は次の冒険へと向かいたい」

タディ・ブラズシアクが引退を発表「私は次の冒険へと向かいたい」

長い間世界のハードエンデューロをけん引してきたタディ・ブラズシアクの現役引退の報。タディはポーランド、クラクフで行われるスーパーエンデューロ世界選手権の開幕戦で、レース生活に幕を閉じる。

Photo/Future7media

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タディ・ブラズシアク
今までずっと引退しようか考えていたんです。この決断が正しいといつも自分に言い聞かせていましたね。ずっと長い間、世界中でレースをしてきました。自分の限界を求めてハードにトレーニングをして、明日はないと思って、毎レースとにかく勝ちを狙っていました。そのおかげもあって、レースキャリアの中で想像以上に多くのことを達成できました。良い思い出がたくさん出来て、すごく嬉しいですよ。まず一番は、私の家族にありがとうと言いたいです。特に兄であるヴォイチェフはいつも隣にいて私をサポートしてくれました。そして、チームマネージャーであり友人のアレックス・ドリンガー、KTMグループのCEOであるステファン・ピエラ、また、KTMモータースポーツディレクターのピット・ベイラーは、私に夢を追いかけるチャンスをくれました。KTMファクトリーレーシングはいつも良いバイクを提供してくれたし、レッドブルも長い間私のスポンサーについてくれました。そしてもちろん、サポートしてくれた世界中のファンにもありがとうと伝えたいです。私は次の冒険へと向かいたいと思います。

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ステファン・ピエラ(KTMグループCEO)
2007年のエルズベルグでタディが印象的な優勝を成し遂げた時、彼はすごく才能のあるライダーだと確信しました。タディが私たちのチームで走ってくれたこと、チャンピオンになってくれたこと、KTMブランドを代表するライダーでいてくれたことを誇りに思います。数々の勝利を成し遂げたタディに、ありがとうと言いたいです。今後の活躍を期待しています。

ピット・ベイラー(KTMモータースポーツディレクター)
タディは、常に100%のライディングをするカリスマ性のあるライダーだけでなく、いつもそれが最後のレースかのようにレースに取り組む、その姿勢を持っているライダーだと自信を持って言えます。次の世代のお手本となるような人でしたし、エクストリームエンデューロとAMAエンデューロクロス界に多大なる貢献をしてくれました。タディの情熱と献身は疑いのないものです。いつも人々を興奮させるレースを見せてくれたことに感謝しています。

アレックス・ドリンガー(KTM エンデューロ&ラリー部門マネージャー)
タディはエクストリームエンデューロとスーパーエンデューロにおいてKTMレーシングチームの重要人物として貢献してくれた、真のチャンピオンです。タディは長い間、みんなをワクワクさせるようなレースを見せてくれました。彼はこれからもオレンジファミリーの一員です。

タディ・ブラズシアクはポーランド出身の33歳。最初のキャリアはエンデューロではなく、長年トライアルライダーとして腕を磨いていた。やがてヨーロッパトライアルチャンピオンの看板を提げ、2007年にエンデューロに転向。その年のエルズベルグでセンセーショナルな優勝を果たして一躍有名となった。その優勝からしばらくしないうちにKTMファクトリーレーシングチームに加入を決め、そこからエンデューロ界に輝かしい活躍を残していく。タディは、エルズベルグで5度の優勝を飾り、AMAエンデューロクロス選手権で5度の年間チャンピオン、スーパーエンデューロ世界選手権では6度の年間チャンピオンを成し遂げた。また、X-Gamesではゴールドメダル4つを含み、5回X-Gamesメダルを獲得し、その他エクストリームエンデューロのレースでも数多くの勝利を収めた。

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ジャンキー稲垣

ジャンキー稲垣

株式会社アニマルハウス代表・編集。Enduro.J主宰。国内外のエンデューロを中心に取材活動をおこなっています。17' KTM 250EXC、グランドワゴニアオーナー。2ストとV8で、ご飯3杯食べれます。メールはこちらへ