【サンプルnote】テネシー・ノックアウトがエンデューロの未来を担う vol.1「俺の見たかったハードEDがここにあった」

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TKOだけでなく、GNCCなどに関してもアップしていくことになるでしょう。

10月からは、月額制に移行する予定です。

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すでに20回以上の開催を越えるエルズベルグロデオを代表として、欧州にはハードエンデューロ・カルチャーが成立する。EWCにエクストリームテストが誕生したり、トライアル由来のライダーが活躍したり。
オフロードバイクの楽園たるUSAでは、ハードエンデューロがまだ黎明期だと言えるだろう。田中太一は、今でこそ名をなしてきたラストマンスタンディングに、トレーニングで参戦したことがあるが「コースの作り方があまりわかってない感じでしたね。どうヒルクライムを作れば難しくなるのか、とか、そういう細かいことからわかってない」と当時を振り返る。

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今回、G-NETジャパンのチャンピオンである高橋博、そしてマルチライダーの和泉拓が参戦したテネシー・ノックアウトも、実のところ歴史があるとは言いがたいレースで、6年目の開催だ。

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しかし、オーガナイザーであるエリックはエンデューロクロスのファウンダーであり、レッドブルストレートリズムを取り仕切る男。会場のトライアル・トレーニングセンター代表、ダンと手を取り合ってTKOを育ててきた。
だから、TKOは欧州のハードEDとも少し違った育ち方をしていて、お祭り好きのUSAにフィットする。

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一番の難所では、観客が鈴なりになる。
元を正せば彼らは純粋な観客というよりも、予選を落ちたライダーが大半だったりもする。これは、レース名にもある「ノックアウト方式」がとても有効に働いていると言える。少しずつ、エントラントが削られていくわけだが、そもそも4ラウンドのノックアウトのうち、2ラウンドもやれば普通はおなかいっぱい。あとは、存分にトップライダー同士の戦いを観戦できるというわけだ。

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TKOの観客は、言うなれば身内だ。大量の身内だから、ものすごい歓声が巻き起こる。有象無象ではなく、応援されたい人に、心から声を張り上げてもらえる。
和泉は、TKOを見てこう評する。「俺が見たかったハードEDがここにあった」と。ある意味、TKOはこれ以上にない完成されたハードEDシステム。いたずらに観客を呼び集めようとするよりも、健全なのかもしれない。また、こういった健全なアプローチでファンを重層的に増やしていくことは、ブームではないカルチャーを創り出すことにつながるだろう。
これから数回にわけて、テネシーのハードエンデューロをじっくり、お見せしていきたい。

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ジャンキー稲垣

ジャンキー稲垣

株式会社アニマルハウス代表・編集。Enduro.J主宰。国内外のエンデューロを中心に取材活動をおこなっています。17' KTM 250EXC、グランドワゴニアオーナー。2ストとV8で、ご飯3杯食べれます。メールはこちらへ