沼田誠司の逆襲が、はじまる

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昨シーズン、思い切ってJECやJNCCに参戦するも、どこか歯車のかみ合わなかった沼田誠司。しかし、この2016年、JEC Rd.2近畿大会でいよいよそのポテンシャルを発揮してきました。

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タイムをみれば、IAで3番手。釘村忠を脅かすほどの好成績で、まとめあげてきました。沼田によれば「マシンをKX250Fに乗り換えたことが大きいかもしれません。450ではトラクションさせなくてはいけないところで、しっかりトラクションしてくれない。モトクロスでは、こんなシビアではありませんでしたが、エンデューロではまったく違いますね」とのこと。

この数年の日本のエンデューロ/クロスカントリーは、モトクロスIAですら1シーズンでは対応しきれないほど、レベルが上がっています。ぽっと出では、鈴木健二らトップグループはおろか、エンデューロばかりやってきた若手にも、なかなか届かないのが実情。沼田も、昨年はその悔しさを味わいましたが、この大阪で特別昇格を申請して今後はIAで参戦するとのこと。

「前半は蓮くんが速かったんで」レースがもし短ければ今回も勝利はできなかったはず。しかし、考えてみればむしろ沼田のほうが「短ければ勝てたかもしれない」レース運びを、これまではしてきました。しかし、この近畿に関しては沼田は「一度もこけていませんし、まだ存分体力を余らせています。レース全体でしっかり安定して走ることができました」と、エンデューロライダーらしいレース展開。「腰のヘルニアの手術して10日しか経っていなかったので、気持ちの上では全開でしたが、少し様子をみようというつもりもありました。うまく歯車があってよかった」とのこと。

次戦日高では「IAへ昇格を目指していたIBのままだったら、遊びで出たくはなかったんですが、IAになった以上いろんなチャレンジができますし、KLX250で出たり、そんなことも考えています」と鈴木健二のセロー、釘村忠のCRF250Lでの参戦に呼応する形。トレールファン達にも注目のレースになりそう。

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ジャンキー稲垣

ジャンキー稲垣

株式会社アニマルハウス代表・編集。Enduro.J主宰。国内外のエンデューロを中心に取材活動をおこなっています。17' KTM 250EXC、グランドワゴニアオーナー。2ストとV8で、ご飯3杯食べれます。メールはこちらへ